わきがは、正式には腋臭症(えきしゅうしょう)といい、わきの下から出る「ツンと鼻につく」独特のニオイで、周囲に不快感を与えてしまう症状のことです。
自分では、なかなか気がつきにくいため、知らない間に他人に迷惑をかけてしまうこともあります。
わきがだとしても、命にかかわることではありませんが、わきがの悩みを持つ本人にからしてみれば深刻な問題です。
特に女性ならばなおさらでしょう。
わきがは自分だけでなく、まわりの方に不快感を与えてしまうため、「臭いと思われているんじゃないか?」「ニオイで嫌われたらどうしよう」といったことで悩み、ひどい場合だと、登校拒否になったり、職場を辞めてしまうケースもあります。
それほど、深刻な悩みの原因となるわきがですが、今の最先端の治療法で簡単に治すことができます。
しかし、あなたを悩ませているわきがの悩みを解決するには、まずわきがについて正しい知識を身につけておく事が大切です。
このサイトでは、わきがに関する基礎知識や最先端の治療法を紹介しています。
わきがに悩む人の、少しでもお役に立てれば幸いです。
わきが特有のツンとくるニオイは、アポクリン汗腺が原因ですが、わき下の構造もわきが発生に大きく関わってきます。
わきの下には、毛が密集しているため、必然的に皮脂腺も密集しています。
つまり、わきの下では、皮脂が多量に分泌されていることになります。
また、わきの下は腕と胸にはさまれているため、汗が蒸発しにくく、こもりやすい状態になっています。
ですから、わきの下は、いつも適度に湿り気があって、脂肪分が豊富な状態になっています。
実は、適度な湿り気と豊富な脂肪分は、細菌の繁殖条件としては実に好条件なのです。
アポクリン汗は、分泌されたときは無臭ですが、わきの下の皮脂とまじりあい、細菌に分解されあの不快なニオイを発生させています。
さらに悪い事に、わきの下には、エクリン汗腺も存在しているため、エクリン汗によりニオイが広範囲に拡散され、その結果、周囲にわきがの嫌なニオイを発散してしまうんです。
わきがの人はニオイもさることながら、黄色の汗ジミも悩みの種だと思いますが、アポクリン汗に含まれる鉄分や色素がエクリン汗によって拡散されることで、黄色の汗ジミになってしまいます。
◆エクリン汗腺
人は、暑いときや辛いものを食べたときに汗をかきますが、これは、汗を出すことで体温を調整しているからです。
汗をかくというのは、エクリン汗腺の働きによって行われています。
エクリン汗腺は、体温の調整をするために1日2リットルの汗を出しています。一般的に汗は、クサイというイメージがありますが、エクリン汗腺から出る汗(エクリン汗)は、無色透明でニオイはなく、サラッとしています。
エクリン汗は、99〜9905%が水分で、残りの0.5%〜10.%が塩分などのミネラルでできています。
汗がしょっぱかったり、乾くと白い粉をふくのは、汗に塩分が含まれているからです。
多汗症の人は、このエクリン汗腺が活発に働くために起こります。わきがもこのエクリン汗腺が原因となっています。
◆アポクリン汗腺
アポクリン汗腺は、毛の密集しているワキや耳の中、陰部など限られた部分に分布しています。
アポクリン汗腺から出る汗をアポクリン汗といいます。
アポクリン汗は、 粘り気のある乳白色がかった液体で、タンパク質や脂肪、アンモニア、鉄分、色素、蛍光物質など臭いの元となる物質を含んでいます。
アポクリン汗は色素を含むため、わきが症状の強い方は、洋服に黄色い汗ジミを作ることがあります。
アポクリン汗もエクリン汗と同様に、分泌されたときは無臭ですが、皮膚の上にいる細菌によって分解され、わきが特有のニオイを発します。
アポクリン汗が分泌されたまま放っておくと、体温により細菌が増殖し、徐々にニオイが強くなり、周囲にニオイを感じさせてしまいます。
わきが対策として、清潔にするというのは、こういった理由があります。
アポクリン汗腺は、赤ちゃんのときから幼児期にかけては、全く活動をしません。それが、思春期の頃に徐々に活動が始まり、熟年以降、老化で衰えるまで続きます。
◆皮脂腺
皮脂腺は、毛の生えている部分にしかなく毛根にある器官で、からだの表面に皮脂を分泌し、皮膚を守る働きをしています。
皮脂は皮膚を柔らかくしたり、耐水性を保つ皮膚のバリアのようなものだと思ってください。
この皮脂腺がなければ肌は、カサカサになってすぐにひび割れしてしまいます。
皮脂は、肌のうるおいを保つための重要な役割を担っているんです。
しかし、皮脂には、皮膚を保護するための「油脂」や「数種類の脂肪酸」が含まれるため、
雑菌と混ざり合うことでワキガの臭いを強める働きもあります。
皮脂腺がわきがの直接の原因ではありませんが、皮脂腺の働きが活発になるとニオイを助長させることになります。
皮脂腺は、動物性脂肪を摂ることで活発になるので、なるべく肉食中心の食生活から、お魚の中心の食生活に代えるなど、動物性脂肪を取り過ぎないように心がけましょう。
また、皮脂に雑菌が繁殖するとニキビや吹き出物の原因となります。